アスベストが原因で発症する悪性胸膜中皮腫に対しての抗がん剤「MIRX002」を株式会社スリーディー・マトリクスと広島大学の研究グループが共同開発しました。
「MIRX002」は、悪性中皮腫に効果のある「マイクロRNA」とそれをガン細胞に伝達するための界面活性剤ペプチド「A6K」を組み合わせたものです。
株式会社スリーディー・マトリクスは、医療製品の開発・製造・販売を行うバイオベンチャー企業であり、「A6K」も同社の製品です。
中皮腫は、アスベストの吸引が原因として発症する病気で、40年前後の潜伏期間を経て発症することから「静かなる時限爆弾」とも呼ばれ、早期発見が難しく、治療法はないとされてきました。
2016年の中皮腫による死亡総数は1550人であり、1995年の死亡総数500人と比較すると3倍に増えており、アスベスト使用年代からの経過を踏まえると年々増加するとみられます。 悪性胸膜中皮腫の治療法は患者にとって生活の質の悪いものしかなく、十分な延命効果が得られる治療法もないとされているので、画期的な治療薬として期待されています。