「石綿」とは天然に産する繊維状のケイ酸塩鉱物の特定のものを指し、法的には、「繊維状を呈しているアクチノライト、アンソフィライト、アモサイト、クリソタイル、クロシドライト及びトレモライト」とされている。国際的には「岩石を形成する鉱物の蛇紋岩および角閃石グループに属する繊維状の無機ケイ酸塩」とされている。

 上記のことから「石綿」は形状も考慮したうえで複数の鉱物について指す用語で、同じ鉱物でも形状により「石綿」といわれるものとそうでないものが存在する。例えばトレモライトには繊維状のものと板状のものがあるが、板状のものは「石綿」に該当しない。

 6種類の石綿のうち工業的に石綿含有建材として使用されていたのは主にクリソタイル、アモサイト、クロシドライトである。

 

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