NTTは高出力レーザの照射によってアスベストを繊維形状から球形状にに変形できることを確認した。さらに、回析光学素子を用い、レーザー照射を行うことでアスベスト粉塵の飛散抑制する技術を開発した。
回析光学素子をシリコンで開発しており、アスベスト無害化のためのレーザー照射装置の低コスト化を実現した。また回析光学素子を用いることで、レーザー照射部分を軽量且つ小型化することができ、狭い場所や天井などの除去しにくい場所にもちこむことが可能である。この技術を用いれば、肺がんや中皮腫を引き起こすリスクのある作業員の健康リスクを大幅に低減することができる。
今後は、光ビームの照射範囲を拡大することで、アスベスト含有塗材をできる限り短時間で無害化して除去できる技術や、レーザー光を直線形状にすることで、アスベストを含む建材を安全かつ効率的に切断する技術の検討を行っている。